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横浜吉田中学校との 多文化共生プログラム
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2017年度活動報告

プロジェクトの目的

2017年度は以下の4つの目的のもとプロジェクトを実施しました。

①横浜吉田中学校の生徒がDST作成を通し、自己理解および他者理解を深め、自己表現する機会を持ち、学習や学校生活に自信を持って取り組んでいけるようになるための支援をする。

②留学生を含む横浜国立大学の学生が地域の中学生のDST作成を支援する活動を通し、地域に目を向け、地域社会に関われるようになる。

③中学・大学という教育現場にあるリソースを融合させ、中学生および大学生の多文化理解・国際理解を促し、グローバル人材の育成に貢献する。

④教員がプロジェクトに関わり、様々な視点や考え方を共有することで、自らが関わる言葉の教育の意味や役割についてとらえなおし、考えを深める機会を創出する。

プロジェクト参加者

横浜吉田中学校の外国につながる生徒10名がDST作品を作りました。また、サポーターとして横浜国立大学の日本人学生6名と留学生9名が参加しました。プロジェクトの企画と実施は、横浜国立大学教員7名と横浜吉田中学校国際教室教員1名が担当しました。

プロジェクト概要

プレセミナーを含む4回の活動を行いました。

プレセミナー

プロジェクトに参加するサポーターが、横浜吉田中学校の状況、DSTプロジェクト活動の流れ、DST制作方法について研修を受けました。

DST活動1回目

ボールを使ったアイスブレイクや自己紹介など参加者がお互いを知るための活動をしたあと、DST作品のサンプルを視聴し、それぞれの生徒が話したいトピックを選び、簡単な絵コンテを作成しました。

DST活動2回目

DST作品に使いたい写真を生徒たちに持ち寄ってもらい、詳細な絵コンテを作成しました。ナレーション(作文)を完成させたあと、録音作業をしました。

DST活動3回目

iMovie(iPad)を使って、編集作業をし、できあがった作品の鑑賞会をしました。横浜吉田中学校の校長先生、教員、生徒の保護者の方も参加しました。

DSTプロジェクトを終えて

2016年度に引き続き、参加した中学生全員が自分のDST作品を作り上げました。大学生も中学生もはじめは緊張した面持ちでしたが、ボール遊びや写真を使った自己紹介などのアイスブレイクを経て少しずつ会話が増えていきました。

中学生のほとんどが「とても楽しかった」「また参加したい」と終了後のアンケートに回答していて、サポーター役の大学生と一緒に作品を作り上げた達成感が感じられました。また、大学生からは日頃接点のない外国につながる中学生と関われたことが学びやいい経験になったこと、作品を作る過程で自分自身も楽しめたという感想が寄せられていました。

横浜吉田中学校では、DSTプロジェクトで10名の生徒が作成した作品を各教室で2学年の生徒全員に見せ、生徒全員が自分たちについて絵や写真を用いて語るという多文化共生活動を実施しました。

課題と展望

2016年度に始めたプロジェクトをよりよいものにしようと、今年度は事前に研修会を実施し、昨年の反省点をふまえて各回の活動の計画を立てました。活動を進める中で、教員間でも言葉の教育の意味や役割について考えさせられる場面が多々ありました。今後も2 年間の活動で得たノウハウをいかした活動ができればと思います。

2017年度プロジェクトメンバー・横浜吉田中学校担当教員

プロジェクトメンバー

  • 半沢千絵美(統括:国際戦略推進機構 日本語教育部)
  • 樋口万喜子・矢部まゆみ・長嶺倫子・西山陽子・寺尾綾(国際戦略推進機構)嶽肩志江(教育学部)

横浜吉田中学校担当教員

  • 熊田路代(国際教室担当

*2017年度の活動の様子が12月19日付の東京新聞で紹介されました。

(文責:国際戦略推進機構 日本語教育部 半沢千絵美)